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友愛のコミューン - 2011.09.12 Mon

先週の木曜に戯曲完成。最後に来てずいぶん手間取ってしまったが、公演初日の一ヶ月前にホンが書きあがるなんて、多分、30年ぶりくらいのはず。ま、10年ほど前に新国立劇場用に書いた「今宵かぎりは ……」は初日の半年前くらいに書き上げましたが、契約では確か1年以上前に渡すことになってたはずだから ……
多くの作家たちは年齢を重ねるごとに書けなってるって話をよく聞きますが、竹内さんの場合はその逆で ……
むろん、書かれたものの出来上がりが問われなければならないわけですが、とにかく、とりあえず、わたしはわたしを褒めてやりたい、と。この歳になると、もう誰も褒めてくれませんしね。

金曜日には読売新聞の取材。担当の坂成さんは大変なインテリで話していて楽しく、毎度雑談に花が咲いて予定時間をいつもオーバーしてしまう。(「ボヴァリー夫人」のときは、原作を読んでる上に、映画も見ているというので驚いた)。

今度の作品のテーマは、「友愛のコミューン」だと話した。
これは、ここでも何度か紹介した大澤真幸の『社会は絶えず夢を見ている』の中にあった言葉。

災害時には強奪・強姦等の犯罪が横行する、すなわち、生存・生き残りのための激しい闘争が出現すると思われがちだが、レベッカ・ソルニットなる者によれば、そうではなくて、むしろ、「人々は通常よりも利他的になり、家族や身内はもちろんのこと、見ず知らずの他人に対してさえも思いやりを示し、互いに助け合おうとする」らしい。
これを大澤は、「友愛のコミューン」と呼んでいるのだ。

コミューン。共同体のことですね。

今回のお話では、部員の一部が信じられない裏切り行為をし、みんなパニック状態に陥るが、最終的にはその許しがたい者を他の部員たちは許すのだが、なぜかと言えば、そこに「友愛のコミューン」が成立したからだ、と。
あまり深入りすると見るときに邪魔になると思うので、これ以上は書きませんが。うん? なんのことやら分かりませんね、これだけでは。分かりたいと思ったひとは、是非ご来場を。

いずれにせよ、謝罪とか反省は、「頑張れ」という言葉と同じくらい、中身がないわけで ……。これがヒントです。

上演時間を1時間45分くらいにしたいので、出来上がったホンを15分くらい縮めなければならない。
観客は時間を感じながら芝居を見ているわけですからね。
それに、ウイングフィールドの座席は、お世辞にも快適ではないわけですし。

若いときは観客の肉体的苦痛なんて考えもしなかった。いや、それどころか、桟敷はきついなんて声が聞こえようものなら、甘ったれてんじゃねえくらいのことは言ってたはず。

年齢を重ねて自らの弱さを知るということは、生きていく上で欠くべからざることのような気がします。
だから、ひとはできるだけ長生きした方がいいと思うのですが ……


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