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チェーホフとT・ウィリアムズ メモ - 2010.11.04 Thu

T・ウィリアムズ(以下T)が、チェーホフの大きな影響下にあったことは、自らの言をまつまでもなく、例えば、「かもめ」のラストシーンで、トレープレフがニーナに語る台詞の一部を、「欲望という名の電車」の中で、ブランチの台詞としてそのまま流用していることからも明らかだ。
が、皮肉なことに、両者のよって立つところは、対極であって、それはそれぞれのト書きに端的に示されている。チェーホフのそれが、基本的に客観的事実をのみ記しているのに比べ、Tのそれのなんと詳細でなんと主観的かつ情緒的なことか。むろん、これは単なる趣味嗜好の違いではなく、演劇観の違い、というより、言葉というものの認識の相違からきている。
簡単に言ってしまえば、Tが言葉の自明性、明示性になんらの疑いを持ってはおらず、一方チェーホフは、それに対する不信を作品の核にしているのだ。

チェーホフにおいて重要なのは、登場人物たちがなにを語っているかではなく、彼らがいま語っていること、語ろうとして語りえず、そのことに悪戦苦闘している、その悲惨にして滑稽な〈状態〉なのだ。という文脈において、チェーホフの戯曲は、きわめて演劇的=運動的であり、かつ、ボストモダンなのだ。近代劇の範疇に納まるTの戯曲とは、タコとイカ以上に違う。
MODEの、よく出来た「かもめ」に対するわたしの不満の大半は、上記したところからきているものと思われる。
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