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ようこそ! - 2020.08.09 Sun

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お引越し - 2014.10.02 Thu

わたくしめのブログ、本日付で下記に引っ越しました。

竹内銃一郎のキノG語録
http://takeuchijuichiro.com/

タイトルも上記のように変わっております。

「キノG」とは、去年の暮れだか今年の初めだかに、20年ほど前、さいたま芸術劇場の杮落としの中のひとつとして上演された「ハロー、グッバイ」に出演したひとたちの「同窓会」があり、その際、出演者が連れて来た娘たち(小学生4人)がわたしにつけたニックネームです。キノはきのこでGは爺のことですが、その由来はよく分かりません。きのこのゲームでもあるのでしょうか。いずれにせよ、こんな可愛い名前で呼ばれたのは生まれて初めてでそれが嬉しく、新ブログのタイトルとしました。

わたしのアーカイブ等もあります。ご覧になってみて下さい。

タイトルは変わっても、多分、ブログの内容は変わりません。変えようもありません。
今後ともお付き合いのほど、よろしくお願いします。

怪物?! - 2014.09.30 Tue

日曜、土橋夫妻来宅。楽しく歓談。家で缶ビールふた缶、それから誰か来た時によく行く栞屋へ行って日本酒2合。それだけしか飲んでいないのに、11時過ぎ家に帰ってすぐにバタンキュー。金曜の事故の後遺症かと不安になる。

今朝、鏡で顔の傷の具合を確認したら相当にひどい。土曜日、商店街を歩いていたら5人にひとりくらいの割合で女性がこっちをチラチラ見るので、ドブロックの歌ではないが、「もしかしたら俺のこと誘ってンじゃないの~」と思っていたが、こりゃ見るはずだわ。顔の左上、髪の生え際から斜めに10センチ×2センチくらいの擦り傷の痕が赤く走っている。ヒェー!

顔の傷で思い出した。これは岩松(了)さんから聞いた、いままた注目を浴びているらしい蛭子さんの話である。
もう20年以上も前になるのだが。岩松さんが蛭子さんとふたりで旅公演で行った街を歩いていた。すると、向こうから、火傷の痕だか、生まれついての痣なのか、とにかく顔の半分くらいをそういうモノで占められたひとが歩いてきた。フツーのひとはそういう場合、あっとかえっとか一瞬驚くけれど、気にしてない、気づかないというふりをする。でも、蛭子さんはそのひとを発見したときからすれ違うまで、ずっとまじまじと見ていたらしい。「蛭子さん、それはダメでしょ」と、岩松さん。「なにが?」と蛭子さん。「だって、失礼でしょ」「なんで? ああいうひとはいつもひとに見られてるから、いくら見られたって平気なんですよ」「 ……」
蛭子さんが、柄本(明)さんや岩松さんがいた劇団東京乾電池の芝居に俳優として出演していた頃の話だ。

ついでに、蛭子さんはコワイと思わせるエピソードをもうひとつ。
わたしも一度だけ、東京乾電池の芝居に出演したことがあり、これはその時の話。
蛭子さんはいつも出番前に楽屋で漫画を描いていた。当然のようにみな興味があるので彼の仕事ぶりを覗く。フツーのひとは、そんな自分の現場を覗かれることは嫌がるはずだが、蛭子さんはまったく気にもとめない。これだけでも相当な器の人間であることが分かるが、わたしが驚き、このひとはコワイと思ったのは、覗いていた誰かが、ベンガルさんだったか、いかにも軽く、「蛭子さん、ここんとこに葉っぱが一枚落ちてきたら面白いんじゃないの?」と口を挟んだら、「ああ、そうですね」とすぐに葉っぱを書き込んだのだ。
誰にだって多少のプライドはある。一応、蛭子さんはプロの漫画家で、口を挟んだのは俳優としてはプロでも漫画に関しては素人だ。それ面白いかも? と思っても、「うーん、それは …」と一応ポーズくらいはとるはずだ、それが。言われた途端、間髪を容れずささっと葉っぱを …!
上演に際しては、台詞の一言一句を変えてはならぬ、とのたまう劇作家とは大変な違い。恐るべし、蛭子能収。





死ぬかと思った - 2014.09.27 Sat

今日は日帰りの小旅行。9月の終わりだというのに日中は30度を記録したが、雨に降られることを思えば贅沢は言えない、結構な旅行日和だったのだが、日頃の行いが悪いのか、以下は旅先で大変な目にあったというお話。

新幹線で京都から岡山まで行き、瀬戸大橋線に乗り換えて児島へ、そこからは船で目指す本島へ、というのが今日の予定だったのだが、船に乗り遅れてしまった。船の乗り場はJRの児島駅に隣接しているはずだから、5分あれば十分でしょとなんの根拠もないまま予定を立てていたのだが、大ハズレ。ホームを下りて船着場まで7分くらいかかってしまったのだ。
この種の失敗をこれまで何度もしてるのにまたヤッチマッタ。学習能力がないというより、これは俺の判断に間違いはないという、うぬぼれのなせる業なのだ。
次の船は4時頃までない。まだ10時前である。マイッタ。

この旅行の目的は、いま準備している映画のためのシナリオハンティングだった。
もう10年くらい経つのか。瀬戸内海に浮かぶ小島に時計修理の名人がいて、そのひとにスポットをあてたテレビ番組を見た。来月、A級Mで上演される「Moon guitar」は、ヴェンダースの「アメリカの友人」を下敷きにしたものだが、実は以前にもこの映画を下敷きに戯曲を書こうとしたことがあり、映画ではブルーノ・ガンツが演じた男の職業(額縁職人)を、この番組を見て、時計修理の名人にしようと決めたのだった。
 
瀬戸内海の小島に、世界各地から注文が来る時計修理士がいる。ある日、彼のところに時計を直してほしいと男がやってくる。それ以後、毎週のように東京からはるばるその男はやって来る。主人公は、当初はそのしつこさにうんざりしていたが、テレビのドキュメンタリー番組のカメラマンであるらしい彼の話が楽しく、いつか彼の来訪を心待ちするようになる。
何度目かの来訪の折り、男は意外なことを口にする。今日は本当の話をする。わたしがここへ来た本当の目的は、時計修理の依頼ではなく、殺しの依頼なのだ、と。殺してほしい相手は、地球侵略を企てている宇宙人。自分は政府機関で働いていて、これは国からおりてきた密命で …と、まったく荒唐無稽な話なのだが、それが逆に主人公の好奇心をそそり、その仕事を引き受けることにする。そして …

と、まあこんな話を考えていたのだが、なかなか戯曲にならず、そのままにしていたのだ。
で、大学もやめて時間はたっぷりあるし、この話を芝居ではなく映画にしようと考え、そのための小旅行だったはずが …

目的地に決めた本島は、その時計修理名人が住む島ではなく、たまたまネットで調べて、ここがいいんじゃない? と、まあ適当に決めた島。きっと、このいい加減さが思わぬ不幸を招いたのだ。

このまま帰るのも癪だし、別の島にしようかと考えたのだが、四国の丸亀からも本島行きの船が出ていることを思い出し、瀬戸大橋線に再び乗って丸亀へ。考えてみればこれも無茶な話で、こっちの都合がいい時間に船が出ているかどうかを調べてから行けばいいのにそれをせず。が、運よく、12時10分発の本島行きの船あり。こういうまぐれ当たりが時々あるから、同じ失敗を何度も繰り返すわけですよ。
船の出発まで1時間ほどあったので、丸亀の街をぶらぶら歩いて丸亀城へ行く。お城は立派だったが、途中の商店街が軒並みシャッター通りと化していて、胸が痛む。アーケードの解体工事を見て更に。地方創生? 無理だろ。
 
12時半。ようやく目的地の本島に到着。船着場にレンタルサイクルの貼紙あり。普通車500円、電動1500円。島の一周は電動がいい、とも書いてある。おじさん(といってもわたしよりは若い)に一周何キロ? と聞くと16キロだと言う。それくらいの距離なら高い電動を借りずとも、次の丸亀行きまで2時間あるから大丈夫と考えたのが、あまりにもおバカさん。

わたしの勝手な想定では、というより、10年前に見たテレビではそうなっていたはずだが、島で唯一の、何軒かの店がひ並んだ商店街があって、主人公の時計屋はそこにあるのだ。
島の地図を見て、商店街はこころ辺にとあたりをつけていったのだが、空振り。じゃ、あそこら辺かなと別のところに行ってもまた空振り。いくら走り回っても、かって商店街があったという気配さえない。
分かった、ないわけね。じゃ、島をひと回りして帰りましょう、と気持ちを切り替え自転車を走らせていたら、これが大変なことに。
ある地点から、坂また坂で。だから電動じゃないとダメなのかと気づいた時にはもう遅い。上りは自転車を引きながら歩き、下りになると自転車に乗っての繰り返しだが、かなりの急坂だから下りはもの凄いスピードが出る。
最初は慎重にブレーキをかけながら下っていたのだが、船の時間が刻々と迫り悠長なことはしてられないと、ブレーキをかけずに猛スピードで下って行ったらハンドルの制御がきかなくなり、転倒! 激しく頭部を舗装した道路に打ち付ける。ボーとして頭に手をやると血で真っ赤に。

複数の人々に竹内さんは100歳まで生きると言われ、自分でも100まではともかく事故にでもあわなきゃ80くらいまでは生きるはずと思っていたのだが。え? 俺はここでこんなことで死ぬわけ? とその時思った。
とにかく港まで行こう。左手で流れる血を押さえ、右手にハンドルを持ち自転車を引きながらトロトロ歩く。確か10分くらい前に見た標識には港まで3キロとあったから1時間くらい歩けば着くだろうと思っていたら、な、なんと、新しい標識には港まで5キロとある。なにがドーなっているのか。いや、道を間違えたのだ。もと来た道を引き返す? あの坂また坂を?!喉が渇き、唇も乾いてくる。水だ。水分を摂らないと死ぬゾ。でも、店はなく、自動販売機も見当たらない。こりゃ万事休すだ ……

というようなことがあったわけですよ。もちろん、いまこんなことを書いてるわけだから死なずにすんだんですけどね。
命からがら(はオーバーだ)港に着くと、船着場のおじさんが、車で診療所に連れて行ってくれ。
ケガ? まあ、かすり傷程度で。頭には相当の衝撃があったはずなんだけど。現時点では、気分が悪いなどということもなく。

よかった、頭が堅くて。

訂正とお詫びを … - 2014.09.25 Thu

またまたいい加減なことを書いてしまいました。
前回、高野文子に触れた際、「田辺のつる」の紹介を致しましたが、
他の作品と混同していたことが判明しました。

他の作品とは、『おともだち』の冒頭に置かれている「盛子さまのおひなまつり」です。
わたしの記憶の中では、「田辺のつる」は赤が鮮やかなカラーの短編ということになっていたのですが、本物の「田辺のつる」は、モノクロ・16頁の作品。記憶通り、確かに、可愛い小さな女の子のように描かれているけれど、実は認知症のおばあちゃんが主人公ですが、わがままというわけではなく、ただ認知症のため彼女の言動が家族にとっては不可解で、それゆえ周りの人々が戸惑ったりイラだったり、そして、そういう家族の反応に主人公のおばあちゃんは途方にくれると、そういうお話です。
一方、「盛子さまのおひなまつり」は、カラー・2頁の超短編。盛子さまは旧肥後藩主の娘で、こっちは正真正銘の小さな女の子。この子がおひなまつりに、ささいなことからかんしゃくを起こして大暴れする、というお話。

完全にごっちゃになっておりました。
お詫びして訂正いたします。

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